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9月8日号(世界同時株安で日本経済はどうなる?)

9月になり蝉の鳴き声が鈴虫に代わり季節の変わり目を感じます。
8月はお盆の時期以外は毎日のように全国、
特に教職員の方を対象にセミナー講師をしておりました。
ホットな情報を生でお伝えすることができ、
受講者の皆様には大変ご好評をいただきました。
全国様々な公務員団体からセミナーや研修のご依頼をいただき、
さらに多くのリピート等大変感謝しております。
さて、今回は「世界同時株安で日本経済はどうなる?」についてお伝えします。

 

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「アベノミクス相場」といわれ上昇傾向をたどってきた株価(日経平均株価)が低迷しています。
今年8月10日の終値ベースは2万808円。
以降、株価は急落し1万7500円を割り込みました。
主な原因は中国景気の減速懸念を背景としており、世界的株安連鎖の渦に巻き込まれた状態です。

 

「アベノミクス」によって、
日本の株価は大きく上昇しておりましたが、
その特徴は“官制相場”つまり以下が関係していると思われます。
(1)積極的な公共投資
(2)日銀の異次元緩和と上場投資信託買い入れ、年金積立金管理運用独立行政法人の株式購入比率拡大

 

さらに日銀が実施している超金融緩和策は以下のもので、
まさに「異次元の金融緩和」です。
(1)資金供給量を年間80兆円まで拡大
(2)上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の保有残高をこれまでの3倍に増やす

 

これだけの金融緩和、さらに日本企業がどれだけ利益を出しても、
中国経済に回復の兆しが見えなければ、まだまだ本格的景気回復への道は遠いようです。
今や中国経済(市場)は世界経済(市場)に大きな影響を及ぼします。
原油安やドル高の影響で株式市場に減速懸念が浮上していた米国にも、中国景気の減速懸念が影響し大幅に下落。
さらに米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利上げするとの見方が広がり大きく売られました。
(リーマン・ショック後の2009年3月から続いてきた強気相場に変調をきたしております)
これも日本の株価を押し下げる要因と言えます。

 

アベノミクスは金融の異次元緩和など「市場重視」の政策で株高・円安を演出してきましたが、
実質賃金の下落から消費支出が低迷し、4〜6月期の国内総生産(GDP)は、3四半期ぶりにマイナス。
さらに7〜9月期(GDP)も2期連続でマイナスとなるとの見方が有力です。
消費者物価も下落に転じ、日銀のインフレ目標(2%)達成も困難と予想され、デフレ脱却は遠のくばかりです。
このままでは日本経済も失速していく可能性があり、アベノミクスも正念場です。

 

株や投資信託等で資産運用している方は、
今後の日本経済・世界経済の動向をしっかりと見極めて取り組む必要があります。
今回は経済の情報で少し難しかったかもしれませんが、
景気の動向には、是非 目を配っておいてください。

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